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【論争】日本、中国、韓国 桜の起源はどの国?

2016-04-07 人民網日本語版 人民网日文版



毎年、3月、4月になると、桜の花が満開になり、大勢の花見客でにぎわう。アジアの中国や日本、韓国では、それぞれの「桜祭り」が開催され、美しい桜を見ようと人だかりができる。しかし、「桜の起源」という話題になると、気の重い論争が続いている。

 

日韓 「桜の起源」めぐり火花を散らす

 

韓国の聯合ニュースによると、韓国は「桜の起源」をめぐって、日本と長年論争を繰り広げてきた。樹木学者で韓国国立山林科学院暖帯亜熱帯山林研究所のキムチャンス所長は、「朝鮮半島の多くの桜の木は、現地で自生し、その起源は済州(チェジュ)島の野生の桜」との見方を示す。

 

現在、済州島では「第25回ソメイヨシノ祭り」が開催中で、多くの観光客でにぎわっている。キム所長は要請を受けて、この桜祭りにおいて、上記の発言を含む韓国の桜の文化や歴史、エピソードなどを語った。

 

ソウルから桜を見に来たという男性アンスンヨン氏(58)は、「韓国の桜と日本の桜は違う。日本の桜より、韓国の桜のほうがいい」と語った。

 

ただ、韓国と日本は、韓国の桜のルーツに迫る共同研究を実施したことはない。韓国成均館大学校の植物分類学者であるキムスンチョル氏は、「済州島の桜の遺伝の研究はまだ不十分。桜の起源をめぐる論争が長く続いているが、まだ、確実な科学的研究はほとんどない」との見方を示す。

 

キム所長やキム氏、さらに研究者5人は、済州島の桜の研究に関する論文を共著し、「この木の種類が韓国国内の桜の起源」との見方を示している。

 

現在、金氏は日本のソメイヨシノと韓国の桜の関係を研究している。

 

桜を前に、韓国人が感情的になるのにも理由がある。1945年に日本が敗戦した後、朝鮮半島の一部の地域では、日本軍の痕跡となる桜の木を伐採する民間活動も実施された。

 

中国:桜の本当のルーツは中国にある

 

桜の起源をめぐる論争について、中国桜花産業協会は2015年、広州で記者会見を開催し、「桜の本当のルーツは中国にある。権威ある日本の桜の専門書がそれを実証している」と述べた。

 

桜は中国に起源がある。お花見は中国の伝統的行事の一つで、唐時代にはすでにその習慣があった。中唐の大詩人劉禹錫は詩の中で、「桜桃 千葉の枝、照耀 雪天のごとし」(枝という枝に桜の花が咲き、その輝きは真っ白い雪の日のようにあたり一面を包んでいる、の意)と桜をたたえた。その後、桜は日本に伝わり、日本ではお花見が重要な民間行事になった。

 

専門家の考証によると、今から約2千年前の秦漢時代に桜は宮中で栽培されるようになった。唐時代には個人の家の庭で栽培されるようになった。中唐の白居易の詩に、「亦知る 官舎は吾が宅に非ず、且く山桜を刪んで院を満たして栽える」(官舎は自分の家ではないけれど、とりあえず山桜を選んできて庭いっぱいに植えた)とあり、山から野生の桜を抜いてきて庭に植えて楽しんだことが描かれている。こうした文献資料からわかることは、中国には昔からカンヒザクラ、しだれ桜、山桜、八重桜などいろいろな種類の桜があったことだ。盛唐の頃には、宮中の回廊や軒先から庶民の住宅、農村まで、いたるところで満開の桜が見られた。当時は諸国からの使者が中国を訪れることが多く、日本の使者は建築、服飾、茶道、剣道などと一緒に桜の花をもちかえったとみられる。

 

武漢大キャンパス林環境サービスセンターの黄徳明主任、中国科学院武漢植物園の専門家張忠慧氏、東湖風景区磨山管理処の高級技術師張艶芳氏、3人の専門家は「桜の起源は中国で、宋代(960-1279年)になってようやく日本に伝わった」と口を揃えた。

 

張忠慧氏は「日本国内でも権威ある桜の専門書『櫻大鑑』には、桜の原産は中国で、日本で名が知られるようになった、と明確に記されている。桜の最初の痕跡は現在のヒマラヤ山脈で、その後日本に渡り、独特の種の変化を遂げた。最初の桜は、山桜と野桜に代表される中国原産の桜。日本の桜の花はおおよそ中国の宋代の頃に栽培が始まり、当時も野生の中国の花だった。現地で代々改良栽培され進化した結果、現在の有名な日本の桜となった」と述べた。

 

日本の桜は中国のヒマラヤ山脈が原産だ。ヒマラヤの桜が人工栽培されるようになり、長江流域、西南地域、台湾島へと徐々に伝来した。これは日本の桜の専門書「桜大鑑」に書いてあることだ。

 

中国の桜と日本の桜の最大の違いは、日本の桜の花びらは重なっているが、野桜、山桜ともに1枚ずつ。鑑賞には日本の桜は、より艶やかに咲き誇る。野桜、山桜は総じて淡泊な風情で、木の寿命も短い。もっとも野桜、山桜の花は20日以上咲き続け、日本の桜の花より1週間ほど長い。

 

桜は中国に起源があり、日本で有名になった。日本には桜栽培で1千年以上の歴史があるが、85%以上が花の白い品種だ。中国は現在、独自に桜を栽培しており、花の咲く時期は日本より長く、色も品種も日本より多い。数年にわたって普及に努めてきた結果、今では桜の栽培面積は5万ムー(約3333ヘクタール)を超えて世界一だ。


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